各種英国スタイル
イギリスで見かける様々なスタイルの建物の外観を写真でご紹介。
モダンスタイル、クラシックスタイル、カントリーサイドコテージまで
幅広く写真集形式にてご紹介致します。
ご希望のイメージが定まらず、お悩み中の方のヒントになれば幸いです。

随時更新致しますのでお見逃しなく!
BRITISH STYLES
   
ロンドンの高級住宅地ハムステッドに建つFenton House(フェントン・ハウス)。濃い茶色と赤いブリックの2色使いが特徴です。
1693年に建てられたので、様式としてはバロックスタイルとなります。内装は、腰上や腰下のパネルモールドを多用したり、アーチの鏡や収納棚を設けたりとクラシック且つ華やかさを空間演出しています。直後のジョージアンスタイルにもこのスタイルは受け継がれていきます。
日本でも有名なウィリアム・モリスの家Red House(レッド・ハウス)。深みのある赤いブリックで建てられました。
玄関ポーチや窓上部にゴシックアーチを多用し、部分的にブリックを斜め使いした技などは、さすがアーツ&クラフツ運動を広めたモリスと設計士フィリップ・ウェッブだからと実感できます。内装は、草花や鳥などをモチーフにしたモリスの壁紙をたくさん見ることができます。
   

ロンドン・メイフェア地区に連なるMEWS HOUSE(ミューズハウス)の中の一軒。ミューズハウスとは昔馬小屋だった家を改造して出来た建物で、高級住宅街の中に隠れ家的な存在で建っています。写真はバフ(黄土)色のブリックに赤いブリックをアクセントで使用し、可愛らしくもあり、クールな印象を与えています。


ロンドン南西部のKEW(キュー)というエリアに建つエドワーディアンスタイルの家。
台形の出床を1-2階連続させたり、欄間(らんま)が付いた玄関ポーチが特徴です。
赤いブリックに白い装飾材が映えています。
ステンドグラス入りのドアや窓を用いることが多いスタイルです。


イングランド北部のヨークに、ジョージアン・タウンハウス「Fairfax House(フェアファックス・ハウス)」があります。
この建物は
18世紀にフェアファックス子爵の別荘として建てられました。
インテリアはヨークで最も著名な建築家ジョン・カーによって設計されており、ジョージアンスタイルの内装・家具を堪能できます。
2003年に出版された"England'sThousand Best Houses"では、「イギリスで一番完璧な18世紀のジョージアン・タウンハウス」として紹介されました。

ヨークの駅から程近い、賑やかな商店街。
写真はその中の
Swingate(スウィンゲート)にあるイギリスのレザーグッズブランド「マルベリー」のショップです。
素朴で優しい色合いのブリックの建物に、
深みのある赤紫色のショップファサードが何ともお洒落に馴染んでいます。
軒下はブリックを長辺・短辺を交互に積んで、歯形のデンティル・モールディングのように施工されています。
実はこの技は弊社で7年前に建てた家でも実践済みです。

ロンドン北部のハムステッドヒースという閑静な高級住宅街のほど近くに建つKenwood House(ケンウッドハウス)です。
この建物は、17世紀に建てられ、18世紀に建築家ロバート・アダムにより、ネオクラシカル・ジョージアンのデザインを取り入れて作り直されました。内外部ともに彼特有の上品で優美な装飾モールディングや、優しい色使いの美しさに圧倒されます。


ロンドンのTemple(テンプル)駅から徒歩10分、建築家ウィリアム・チェンバーズにより設計されたSomerset House(サマセットハウス)が建っています。
ロバート・アダムと同時期の建築家であり、ライバルでもあったので、ネオクラシカル・ジョージアンスタイルのデザインには共通するものがあります。現在は様々なイベントが行われ、冬場は建物をバックにスケートも楽しめます。


コッツウォルズの北西に位置するLOWER SLAUGHTER(ロウアー・スローター)にある
水車小屋「オールド・ミル」。
この水車は1958年まで使われ、現在はティールームとミュージアムになっています。
何百年も前に建てられたハニーストーンの建物には珍しく、赤レンガの煙突が取り入れられているのが印象的です。
重心が低い建物に小さめの窓が、より一層
可愛らしさを引き立てています。
http:www.oldmill-lowerslaughter.com

同じくロウアー・スローターにあるマナーハウス「ロウアー・スローター・マナー」。
17世紀に建てられた邸宅は、広大な美しい庭に囲まれた品格のあるラグジュアリーなマナーハウスです。
トランザム(上部明かり採り用窓)付きの連窓を多用したバロックスタイルの外観が特徴です。
内装はトラディショナルな雰囲気を残しつつ、クラシックモダンの要素を近年取り入れた仕様となっています。
http://www.lowerslaughter.co.uk
スコットランドの首都、エディンバラに建つ、シンメトリー(左右対称)のジョージアンスタイルの建物です。
両端の壁上部が、屋根よりも高く、階段状になっている形状は、
Crow-Stepped Gable(クロウ・ステップゲーブル)と呼ばれ、スコットランドの建物の特徴でもあります。
渋い色味、かつ2色使いの石造りということもあり、非常に重厚感があります。
スコットランド、ピトロッホリーに建つヴィクトリアンスタイルの邸宅。
現在はダンダラークホテルとして使用されていますが、その昔、夏目漱石も泊まったことがある有名なお屋敷です。赤く塗られた窓枠や、多用された装飾材が、ヴィクトリアンの華やかさを醸し出しています。内部もタータン柄のカーペットやステンドグラスのドアが使われており、訪れる滞在客を魅了します。
スコットランドに、ピトロッホリーという可愛らしい名前の小さな町があります。
ここは夏目漱石が滞在した保養地としても有名で、町の名前に相応しく、可愛らしいお家が沢山建っています。
写真はスコットランド産のバフサンドストーンと呼ばれるベージュ色の砂岩で出来た外壁のお家です。
それに合せてベージュ色に塗られたバージボードも上品でお洒落ですね。
スコットランドは実は大きく二つの地域に分かれています。ハイランド地方とローランド地方です。
有名なエディンバラやグラスゴーは下の方のローランドに位置し、北よりのハイランドではインヴァネスという町が有名です。
写真はハイランド地方特有のレッドサンドストーンと呼ばれる渋い赤味の砂岩で出来たお家です。
赤く塗られたバージボードやフェンスが個性を一層引きたてています。
ロンドン北部のハムステッドというエリアに建つヴィクトリアンゴシックスタイルの家。
ゴシックアーチ型の玄関ポーチや、窓上のゴシックモールディング、そして異なる色のブリックによるデザインが素晴らしいです。
キャラメル色のブリックに白いモールディングのコントラストも美しいですね。
同じくハムステッドに建つヴィクトリアンスタイルの家。
ダッチゲーブル(切妻を立ち上げた形)を用いて、よりエレガントな印象を与えています。
加えて、窓上のペディメントや、玄関ポーチのバラスター(手摺り子)などのモールディングが、
一層の優美さを醸し出しています。
コッツウォルズのチッピングカムデンの中心ハイストリートに位置するコッツウォルド・ハウスというホテル。
3階建てのこじんまりとしたホテルで、玄関の美しい螺旋階段や、ダイニングの奥につながる美しいイングリッシュガーデンが来客を魅了します。建物は17世紀に羊毛職人が建てた豪邸をホテルに変え、現在に至ります。
整形されたハニーストーンで建てられた上品な館は、年月を経て風格を増しています。
コッツウォルズの南西のケルムスコットに佇む
ケルムスコット・マナー。
芸術家ウィリアム・モリスが晩年住んだことで有名な邸宅で、イングリッシュガーデンも素晴らしいです。
エリザベス王朝時代に建てられたコッツウォルドストーンの石造りの家で、現在はウィリアム・モリス記念館として、モリスが生前使用したもの等が展示され、モリスデザインの小物も販売されています。
湖水地方に建つライダル・マウントという家。
ワーズワースが晩年を過ごした家(1813年〜1850年の37年間)としてとても有名な家です。
ライダル・マウントは、Rydal(ライダル)村という小さな村の一角にあります。広い庭からはウィンダミア湖とライダル湖のふたつの湖を眺めることができます。ワーズワースが最初に住んだ家ダヴ・コテージ同様に、石灰塗料を塗った白い外壁とブルーグレーのスレート瓦が特徴的です。この家は一般公開されており、当時のワーズワースの暮らしぶりを実感できます。
同じく湖水地方に建つ建物ですが、こちらはとても珍しい外観となっています。一般的に湖水地方ではカンブリアストーンの産地の為、グレーの石造りの家やその上に石灰塗りした白い家が多いのですが、この建物はベージュのブリックを使用しています。さらにグレーのブリックでアクセントでラインを入れたり、赤い窓枠やドアもお洒落なアクセント効果で素敵です。
実はこの建物、なんとハーヴァースウェイト駅という駅!こんな可愛らしい駅に通勤したいものですね。
ロンドンから北西へ列車で約1時間、Marlow(マーロウ)という村があります。
マーロウ駅から徒歩約15分のテムズ河沿いに建つこの家は、フリントストーンとブリック、そしてティンバー使いがとても凝った豪邸です。
テムズ河の美しい河畔にも良く似合って、うっとり見惚れてしまいました。
マーロウ駅からさらに車で15分走ると、小さな村Little Marlow(リトル・マーロウ)へ到着します。
写真の可愛らしい建物はクイーンズヘッドという名前のパブで、イギリスのミステリーテレビドラマ「バーナビー警部」の撮影場所としても使われました。日本でもレンタル可能ですので是非ご覧下さい。素敵な村のお家が沢山登場します。
ロンドンから北西へ列車で乗り継ぎながら約1時間半くらいのところにPrinces Risborough(プリンスィズ・リズボロー)という村があります。
写真の立派な邸宅はその名も「ザ・マナーハウス」。17世紀に大富豪のロスチャイルド家が所有していたそうで、現在は英国の歴史的建造物ナショナルトラストとして見学もできるようになっています。

同じくプリンスィズ・リズボローの駅近くで見かけた、フリントストーンとブリックのコンビネーションの可愛らしい家並みです。
4軒ほぼ同じデザインで並んで建っており、ドアの色や破風の色をグリーンや赤、こげ茶、白に変え、それぞれ個性を主張しています。
このお揃い感が、可愛らしさの相乗効果を生んでいること間違い無しですね。

ロンドン北西のチルタンというエリアにWendover(ウェンドーヴァー)という村があります。
駅からほど近くに建つこのチューダースタイルのホテルは「The Red Lion Hotel」という17世紀創業の老舗ホテルです。
白い壁と黒い梁、そして歴史を感じさせる色褪せた赤茶色の瓦がとても良くマッチしています。

同じくウェンドーヴァーで、通りに沿って長ーく続く茅葺き屋根が珍しいコテージを発見。
この長いコテージは「Coldharbour Cottages(コールドハーバー・コテージ)、別名アン・ブーリンズコテージ」と呼ばれています。
ヘンリー8世が2回目の結婚相手アン・ブーリンにプレゼントをしたことからこの別名が付いています。


ロンドンから南東へ列車で約1時間、さらにバスで10分くらいのところにBiddenden(ビデンデン)という小さな村があります。
写真の建物は、なんとチャーチ・スクールです。
16世紀に開校した学校で、この建物は約100年前に建てられたものです。
こんな可愛らしい学校へ通う生徒さんが羨ましいですね。


同じくBiddenden(ビデンデン)に建つ、デタッチド・ハウス(いわゆる一軒家のこと)です。
外壁はブリックと、うろこ型の瓦のコンビネーションになっています。
全体の形状はシンプルで、色味も赤茶一色でまとまっていますが、素材の組み合わせや、ティンバーフレームの玄関ポーチのアクセントで楽しさが出ています。

ロンドンから南東へ列車で約1時間。
Kent(ケント)にあるHeadcorn(ヘッドコーン)という田舎町で、貫禄たっぷりのチューダースタイルの家を発見しました。
かすれた太い梁、ほんのりミルクティー色をした漆喰の壁、そしてコケが生えて緑がかった素焼き瓦・・・
どこもかしこも優しい味わいの、素敵な年のとり方をしていました。


同じくHeadcornで見つけた、駅の近くのパブ兼レストランです。
同じティンバーフレームでも、こちらはもっと新しく、装飾も施されたヴィクトリア時代の建物です。
梁も黒く塗られ、かっちりとした印象です。
右側の赤茶色の妻壁は、うろこ型の瓦が壁に掛けられ、お洒落な味付けになっていますね。
同時に壁の保護の役目もあります。



コッツウォルズ、チッピングカムデンの近くに建つマナーハウス「チャリング・ワース・マナー」。
なんと築680年以上という歴史の古さを持つ館です。外壁に使われているのはハニーストーン。かなり年季が入っていますが、近くで見るとちゃんとハチミツ色の面影を残しています。
1998年より宿泊可能になったので是非一度、壮大な歴史を感じに訪れてみてはいかがでしょうか。


コッツウォルズ、ブロードウェイという村のメインストリート沿いに建つ築約480年の名門ホテル「ザ・リゴン・アームズ」。
コテージ風の建物のイメージが強いコッツウォルズでは比較的珍しい佇まいで、3階プラス屋根裏部屋の付いた高層の建物です。
背筋を伸ばして堂々と建つ姿がシックな印象ですが、ハニーストーンの色味が程よい暖かさも添えてくれています。



イーストアングリア地方に建つ、「フリントストーン」を使った家です。
フリントストーンはテニスボールサイズの丸石で、角や窓廻りにブリックを使って補強することで建築材料として使われてきました。
イギリスでもなかなかお目にかかれないフリントストーンの家、そのユニークな魅力が最近本国でも再注目されているそうです。



湖水地方ウィンダミアに建つ、築約200年のコテージ(現在はホテルとレストラン)です。
真っ白な石灰で塗られた外壁と、グレーのスレート葺きの屋根。
色も素材も非常にシンプルな組み合わせですが、周囲のグリーンと引き立てあって、とても素敵ですね。この地方特産の石(カンブリアストーン)を使った石垣も魅力的です。



ロンドンから北東へ100km離れたサフォークのLavenham(ラヴェナム)という村で撮った写真です。ここにはサフォークピンクやサフォークイエローと呼ばれるこの地方特有の塗り壁の古い家が多く見られます。白い窓枠と飾り破風(バージボード)の映える、なんとも可愛らしいたたずまいです。



同じくラヴェナムに建つ、まるでおとぎ話から出てきたようなお家です。
築500年は経っているこのお家は、太い梁を使った味のあるチューダースタイル。
笑ってしまうほど傾いていますが、窓とドアは修復を重ね、きちんとはめ込まれています。
年季の入った瓦屋根も魅力的です。



イングランドとウェールズの境目に位置する
Shrewsbury(シュルーズベリー)。
ここは中世の町並みがとても良く保存されている美しい町です。そんな町に建つ可愛らしいチューダースタイルのお家。
構造とデザインを兼ね揃えたイングリッシュオークの梁材が何とも良い味を醸し出しています。
このどっしりとした風貌とは裏腹に、とっても小さい窓が付いているのが更に可愛らしさを引き立てています。


ロンドンの南西に位置する
Clapham(クラファム)の町に建っているヴィクトリアンスタイルのタウンハウス。
正面の妻壁を屋根よりも立たせることにより、すっきりとしたエレガントなファサードを形成しています。
薄いグレーやクリーム色の外壁の色と石膏による白い装飾がとても良くマッチしています。
赤や青、緑に塗られたステンドグラスの玄関ドアがピッタリはまる外観です。


オックスフォードに建つ
Old Parsonage Hotel
この建物は17世紀にハニーストーンで建てられたものです。
通りとは塀で隔てられ、ゴシックアーチの門をくぐると正面玄関の前にプライベートコートがある点が、このホテルを隠れ家的な存在にしています。
ツタに覆われた風格ある佇まいが、350年という年月の価値を感じさせます。


同じくオックスフォードの大通り沿いに建つ、素敵な建物を見つけました。
シンプルなシンメトリーの外形(ジョージアン)をベースに、ヴィクトリアンの時代に手の込んだ数々の装飾が加えられたています。(ブリックに彫刻が施されています。)
後から加えられた各所の装飾にも、全てジョージアンの時代の装飾モチーフが使われている点も非常に興味深いです。

湖水地方(ウィンダミア)の丘の上に建つマナーハウスです。この地方で採れるカンブリアストーンを使って19世紀初頭に建てられたものです。大自然に溶け込んでしまいそうな、そして少なからず北の厳しさを感じさせる重厚な佇まいです。



イングランドの南東・カンタベリーのパブです。パブ文化の生まれたヴィクトリアンの時代の建物で、ブリックをメインに沢山の装飾を使っているところが、待ち行く人々を楽しくさせてくれます。破風のグリーンと看板の色がお揃いなのも効いていますね。



南東イングランドでは、中世の面影をたっぷり残したおとぎの国のような家々を、今もなお 目にすることができます。
その代表がライという小さな村。ここではチューダー朝やジョージアン朝時代の家がアンティークのように可愛らしく連なっています。写真は1420年創業の老舗宿「マーメイド・イン」。



テニスはもちろん、高級住宅街としても有名なウィンブルドンに建つタウンハウスです。
ダッチゲーブル(切妻)をポイントに、装飾的なモールディングや多種・多色建材を巧みにミックスしています。思わず人目を引く華やかな外観。でも決して上品さを失わないのがイギリスのヴィクトリアンスタイルの魅力です。



オックスフォードに建つヴィクトリアンスタイルの住宅です。
ヴィクトリアンらしい遊び心は、珍しいクリーム色のブリックに赤とグレーのブリックでアクセントを加えている点や、ゴシックアーチのポーチ、そして厚みの違うブリックで造る軒下のデンティル(歯型の軒飾り)等に現れています。



同じくオックスフォードに建つちょっと変わったチューダースタイルの住宅です。
1階がブリック、2階がティンバー、そして3階がルーフタイルと3種の素材の3段重ねです。
上下の赤色にサンドされた白黒のティンバー部分が大きな外観をギュっと軽快に引き締めています。



コッツウォルズ・チッピングカムデンのメインストリートに堂々とたたずむ、ハニーストーンで造られたジョージアンスタイルの家です。
エントランスのペディメントやピラスター(飾り柱)など、手の込んだ装飾も全てハニーストーンです。


コッツウォルズ・ボートン・オン・ザ・ウォーター近くにあるゲストハウスです。
一見素朴な外観ですが、腰高まで残したハニーストーンと、上から塗られた白のライムウォッシュ(石灰系塗り壁材)、そして煙突の赤レンガの絶妙な調和が愛らしさの秘訣です。


赤レンガの統一された街並みがまぶしい典型的なロンドンの景観です。
縦に連なった出窓やダッチゲーブルと呼ばれる階段状のユニークな妻壁がポイントのヴィクトリアン・スタイルの建物です。
大きな1つの建物にも見えますが、何軒もの家が横に並んだテラスハウスです。
左の写真同様、ロンドンのテラスハウスですが、こちらはまた雰囲気が違います。ルネッサンスのモチーフを随所に取り入れたクラシカルなスタイルですが、濃灰色のブリックに白が効いて、スタイリッシュで洗練された印象を与えます。日本のマンション風景と違うのは、デザイン・素材共に妥協を許さない結果でしょう。

イギリスの田舎町に行くとこんなスタイルのパブを良く見かけます。ティンバーフレームの骨組みの間にブリックを詰めた工法で、写真は詰めたブリックの上に白のプラスターを塗っています。(煙突はブリックのままです。)ブリックを隠してしまうなんて贅沢!と思ってしまうのは日本人らしい感想でしょうか。


エドワーディアンスタイルの住宅です。これは、ヴィクトリアンの次の時代のスタイルで、装飾多彩なヴィクトリアンの遊び心やミックステイストはそのままに、装飾を減らしシンプルになっているのが特徴です。写真では、赤いブリックをメインにクリーム色のブリックを出窓部分に使用して個性を出しています。


ウィリアムモリスも絶賛したコッツウォルズ地方バイブリー村の家です。とっても小さく、バランスも決して良いとは言い難い家なのですが、それがかえって愛らしいチャームポイントになっています。また、壁を這う花々の素敵なこと!可愛い家が埋もれてしまうほどの量なのですが、明らかにこの家を何倍も魅力的にしています。住む人の愛情が伝わってきますね。

こちらも素朴さが魅力のコッツォルズの家です。ブロードウェイのメインストリート沿いに建つこの家は、このあたりでは珍しく、2階部分がハーフティンバーで骨組み・露出されています。骨組みの間の塗り壁部分も優しく温かみあるハニー色で、1階のハニーストーン同様に太陽の光が美しく映えています。大屋根で重心の低い点もコッツォルズの家の大きな魅力の一つです。

歴史を感じさせる街並みの多いイギリスですが、中にはこんなモダンなスタイルの建物もあります。でもイギリスらしいのは、ブリックを上手に使っている点。天然の土から出来たブリックは、なぜかホッとする温もりを持っていて、しかも嬉しいことに、モダンなスタイルにも良く合います。色のバリエーションも意外に豊富で、自由な発想で遊び心を加えられるのも良いところ。「無機質にはしたくないけれども、あくまでもスタイリッシュに」という方に是非お薦めです。

赤色をアクセントに効かせたお洒落なマンションです。上部に突き出した三角部分がクイーンアンスタイルの切妻を思わせつつも、古典的なシルエットの枠を確実に飛び出したモダンなデザインです。赤色の窓枠なんて、日本ではなかなかお目にかかりませんが、こうした使い方なら、決して奇抜には見えませんね。ポーチ入口部分も、大きなアーチの可愛らしさに、赤色のブリックがさらに魅力を添えていて、思わず入ってみたくなります。

ブリックの外壁の典型的なジョージアンスタイルに、モダンなポーチや白のアクセントで都会的にまとめられています。シンメトリー(左右対称)の外観の他、ダブルハング窓(上げ下げ窓)やペディメント(正面上部の三角)もジョージアンスタイルならではの特徴です。

均整のとれたシンメトリーのデザインと、全て白で潔く塗られた外観がモダンにも見えるジョージアンスタイルの家です。植栽までバランス良く配置された隙の無さがまたお洒落です。ルネッサンスモチーフの巨大なコラム(支柱)がエレガンスの中に力強い印象を与えています。
マナーハウスと呼ばれる400年近くも前に貴族の為に建てられた大きな邸宅です。コッツウォルズではこのような大邸宅さえも当然ハニーストーンで建てられています。豪華で威厳のある佇まいの中にも温かみを感じるのは、やはりハニーストーンの愛敬ならではでしょう。 茅葺き屋根が愛らしいコッツウォルズの家です。棟の部分にお洒落なアクセントを与えているレース飾りのようなものは、色の違う茅を装飾的にカットしたものです。出窓の屋根も2重のレースを重ねたような可愛らしいデザインに仕上られています。土から生えてきたような絵になる家です。

イギリスでよく見かけるセミ・ディタッチドハウスという形態の家です。
2軒が1つの家のように一緒に建てられている家の事で、何軒も連続したタイプはアタッチドハウス(テラスハウス)と呼ばれます。
二世帯住宅をご検討の方におすすめです。

清潔感あふれる白塗りの家。
白亜のヴィクトリア朝の邸宅のエレガンスを現代に伝えています。
玄関のコラム(支柱)、1階から上階まで続くベイウィンドウ・・・。
ノッティングヒルにあるポールスミスのショップです。
ブリックを使ったユニークな家です。
壁面は赤をメインにクリーム色を散りばめ、窓廻りはなんとグレーとクリームの縞模様です。
ティンバーフレームの隙間をブリックで埋めています。プラスターで覆われた白と黒のティンバースタイルとはまた違う印象で新鮮です。
有名なシェイクスピアの生家です。
素朴なティンバーフレームにカフェオレ色の塗り壁が絶妙にマッチ。
ゴシックを意識したヴィクトリアンスタイルの住宅。ブリックの多色使いや装飾材の多用がポイントです。
連なるタウンハウスを各戸思い思いのお洒落な色で塗り分けています。若者の街ならではの色使いです。 ロンドンの高級住宅です。
ブリックの分量や各部のデザイン等、洗練された落ち着きある佇まいです。
コッツウォルズのコテージハウスの新築バージョンです。景観を崩さないよう細部まで徹底して古めかしさを追求してあります。 ブリックを使ったちょっとだけモダンな住宅です。グレーのブリックに赤いブリックのアクセントがモダンでお洒落です。
株式会社コッツワールド
154-0001 東京都世田谷区池尻2-7-10 1F
TEL: 03-5433-9292 FAX: 03-5433-9293

E-mail: sales@cotsworld.com

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