英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part11
第22回「完成・お引渡し」

ついに完成・お引渡しの日がやってきました!
最終仕上げその1、玄関横にポストを取り付けました。
Y様家の愛犬であるアフガンハウンドとアイリッシュセターのゴールドエンブレムを付けたブリティッシュグリーン色のポストを取り付けました。
ワンチャンがのびのび走り回れるようにと建てられたこのお家にふさわしいですね。
Yの愛情が伝わってきます。


最終仕上げその2、
コッツワールドからのプレゼント「マッシュルームストーン」を階段横に設置しました。
ついに完成です!!


Yと長田組さんの現場監督の帯金さん、そして弊社とでお引渡しのご説明、鍵のお渡しを致しました。
Y「いや〜、もう完璧!素晴らしい!ありがとう!」
と嬉しいお言葉を何度も戴きました。


ご覧下さい!!
皆大満足のコッツウォルドコテージが完成しました。
本場コッツウォルズから移築してきたかのようなお家が完成しました!
まだまだ初々しいハニーストーンがこれから味わいを増すのも楽しみですね。

Y様のコメント
「完成・引渡しを終えて」

平成17年6月15日、初めてこの土地を見に来てからほぼ11ヶ月、着工してからおよそ8ヶ月後に引渡しの日が来ました。
待つこと久しとはまさにこのことでしょうか。
しばしば悪天候に阻まれた工事としては超特急の工期だったのですが、気の短い年寄りにとってはまだかまだかの日々だったのでありますよ。

引渡しの日はもうたいへんな騒ぎ。

建物が引き渡されても、それはこの「家」の完成とは言えません。
入れ物が出来たに過ぎない。
中身が入ってこそ家の完成、とばかり、せっかちな私が考えた作戦は、これまで買い溜めた(といっても数えるほどですが)家具やオーディオ、家電類、PC機器類などの「家の中身」をこの日に一斉に各業者さんに配達してもらうことでした。
もちろん渋滞?しないように、時間差を設けたことは言うまでもありませんが・・・。
その他とりあえずの生活必需物資は私の車からはみ出しそう・・・。

本来、引渡しというのは「厳かな」儀式のようであります。
このときばかりはコッツさんも工事主任のアニキや業者さんも、なんとなく居住まいをただし、顔の表情もちょっと引きつったりしています。
機器類や設備類の説明があって、最後に緊張感と安堵感の内に鍵の引渡しとなるのが通常です。
ところがこっちは、次から次に運び込まれる荷物の配置や片付けに追われて、神聖たるべき引渡しの儀が神聖どころか、てんてこ舞いの大騒ぎの内に終わってしまったのでありました。
いやー皆さん、じつに失礼!許して。

こうして引渡しのその日から夫婦ふたりでこの家に「住み始める」ことに成功したのであります。
夜になるとまたいいんだよなーこのコテージは・・・。
照明類の選択が正解だったことも夜になって実感しました。
夜中にステレオのスイッチを入れ、グラスを傾けながら家の中を見渡します。
内装と照明のマッチングがいいぞ。
家具の雰囲気もピッタリだ。
ゴージャスとは縁がないけど、私たちのテイストがカタチになったんだ。

引渡しの数日後にはカーテンが入りました。
さすがにこれは引渡しの当日というわけにはゆきません。
カーテンは、N邸のそれを見て私たちが一目ぼれした甲府のアベニューさんに早くからお願いしてありました。
この方にお願いして正解だったことは取り付けの日に直ぐに分かりました。
それぞれのカーテンを見ると、カーテンがインテリアの中でどれほど重要な役割を担うかが分かります。
「カーテンアーティスト」とも言うべき、アベニューさんの作品でありました。

一息入れる間もなく、私は次の課題に取り組み始めました。
ひとつはドッグランを含む庭作り。
もうひとつは、荒れ放題だったこの地の緑の再生です。
すっかり弱っていた、かなりな数の木々を伐採したので、その自然の補修に取りかからなくてはなりません。
さいわい、地元のTさんとS造園さんに巡り合えてプランは出来上がりました。

木々の中に見え隠れするような家。
家と庭がバランスよく共存する家(これを「家庭」というのだそうですね)。

この地に自生する樹種のほかに、ここで生育出来そうな樹種はすでに選定してあります。
これらの木々を出来るだけたくさん根付かせることが次の夢です。
地面から生えたこのコテージは、新しい木々に囲まれ、それらとともに年を経て、味わいを深めてゆくことでしょう。
それでこそコテージ大王ご夫妻のご満足が得られようというものです。

それにしても、なんとも楽しい1年間ではありました。
私の人生の最終楽章でこんなエキサイティングな経験が出来るとは思いもせなんだ。
5年くらい若返った気分だなー。
まったくゼロからの「イギリス住宅」への挑戦。
無茶といえばなんて無茶な話だったんだろう!
しかし、なんとか出来た。
そして思いました。 ・・・・・「やってみるもんだなー。」

コッツさん、長田組土木さん、アニキ、棟梁の山口さん、このコテージ作りに参加してくださった皆さん、素晴らしいお仕事に感謝します。

そして、おびちゃん&ふくちゃん、なろうことなら・・・・「もう一度やりたいね!!」


Y、最後のコメント、涙が出るほど感動しました。
そして、こちらこそ本当にどうも有難うございました!
ついに完成したこのお家に、その日から早速フル装備でお住まいになられたお客様は初めてですが(笑)、Yらしいさすがのエピソードです!
週末別荘としてお建てになられたこのお家ですが、実はY
予定外に(?)週の半分以上をこのお家で過ごされていらっしゃるそうです。
それだけ愛着をお持ち戴けて、本当に嬉しい限りです。
これからも、皆様でどうぞ楽しくお過ごし下さい!!

素敵なカーテンのお披露目も、また後日掲載したいと思っています。
どうぞお楽しみになさっていらして下さい。
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