英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part19
第10回「造作工事 1」

内部では断熱工事、造作工事が始まります。
写真は、天井高約4メートルのリビングルームです。
北側の屋根には大きな天窓を付け、開放感をさらに強調します。



断熱材を隙間無く充填し、内側に防湿フィルムを張っていきます。



その後、石膏ボードを張っていきます。


内部のモールディング材を取り付け始めました。
様々な凝ったデザインのモールディングを沢山使用しますので、
仕上がりも楽しみです♪


リビングに、イギリス製の石膏のモールディングが取付られました。
トップライト(天窓)の反対側は、あえて左右対称(シンメトリー)にへこませて
バランスを取りました。


額に飾られたような絵のような装飾は、ロバート・アダムスタイルの彫刻の施された石膏の刻板。
その下に廻した帯状モールディングは、Swag and Drop(スワッグ・アンド・ドロップ)という、ジョージアンの時代に多用された優美なデザインです。


天井を見上げた写真です。
シーリングメダリオンがバランス良く配置されています。


デザインモチーフとなった天井は、ロンドンのハムステッドにあるロバート・アダム
設計のケンウッドハウスの正面玄関の天井です。
K邸もこのように塗装にもこだわりますので、どうぞお楽しみに!

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