英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part2
第28回「外壁工事」
石灰系塗り壁

ついに外壁工事のスタートです!
素朴な質感を出すため、天然の生石灰を主成分とした塗り壁材を塗ります。
不思議なことにこの塗り壁材は、外気中の炭酸ガスを吸い続けて硬化し、
15年後には、なんと原石のライムストーンに戻るのです。
石灰のマットな質感が魅力な上に、防水性・撥水性にも優れ、
躯体を水や湿気から半永久的に保護してくれます。
塗り直しも不要なメンテナンスフリーの外壁材なのです。


まず、塗り壁材を厚く塗っていきます。


今回は「かき落とし仕上げ」で、あえてラフな表情を演出します。
時間を置いてから、手作業で丁寧に「かき落とし」をしていきます。


本物のイギリスレンガ(イングリッシュブリック)を煙突部分に貼りました。
伝統的な赤色をベースに所々の焼きムラが良い味を出しています。
骨材の入った自然なベージュ色の目地をたっぷりと詰め、
本当にレンガを積み上げたように見せます。
小さな部分ですが、このこだわりはとっても大切なのです。


外壁工事が終わりました!
乾くとほんのり黄味の入ったアイボリー色に仕上がります。
すでにとっても良い感じに仕上がっています。
早く足場を取って全貌が見たいです!!


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