英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part18
第11回「ガレージドア、玄関ホール」

M邸の外観の魅力のひとつである、ガレージドアです。
以前にも少し触れましたが、実はこのドアはフェイクです。
ロンドンのミューズハウス(その昔は馬小屋だった、ビルトインガレージのような部屋が付いている家々です)をテーマに、あえて作りました。
縦板張りをした後、テーマカラーのオフホワイト色で丁寧に塗装していきます。


塗装完了です。
これだけでも充分ガレージドアには見えますが、これだけでは終わりません・・・


ロンドンのミューズハウスを、よりリアルに再現する為、そしてより素敵に魅せる為、
ブラックアイアンの蝶番とゲートラッチを取り付けました。
今にも開きそうです!


M邸は、お土地柄高さの制限が厳しかった為、
1階が半地下のようになっています。
建物の脇の階段を下りると、可愛らしいイギリス製ドアキャノピー(玄関庇)と、
ブリティッシュグリーンに塗装された玄関ドアがお出迎えしてくれます。


玄関ドアを開けると、清潔感ある白い空間が広がります。
床のフローリングの塗装も、白の薄いオイルステイン仕上げになっています。


ジョージアンスタイルのVOLUTE(ヴォリュート)と呼ばれる
渦巻き形のイギリス製階段。
手摺り部分のみを明るめのアンティークブラウンで仕上げ、
白い空間に映えるアクセントにしています。


リビングへ上がる階段です。
イギリスの階段材は子柱1本1本にも太さがあり、ぽってりとした可愛らしさがあるのが魅力です。
色味の効果で、最近のロンドンのカジュアルモダンな雰囲気も出た、
お洒落なホールです。
以前ロンドンに住んでいらしたMも、この玄関ホールに大満足です!
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