英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part18
第2回「Mews House
コッツワールドがMにご提案した英国住宅とは?

ロンドン中心部に建つミューズハウスです。
「ミューズハウス」とは、昔、馬小屋だった家を改造してできた建物で、
ロンドンでも高級住宅街の一角に存在する上品で可愛らしく、クールなお家です。
初めて
Mとお会いした時から伝わってきたイメージ、
そしてお土地を拝見して確信したデザインとして、
このスタイルをご提案させて戴きました。


London Mews House (イメージ写真)

もともと馬小屋だった部分が、ビルトインガレージになっていたり、
扉はふさがれてお部屋になっていたりします。


アイボリーに塗装されたブリックに取り付けられた「MEWS」のストリートサイン。絵になります♪


弊社がご提案したロンドンのミューズハウス

Mにご提案したお家は、ロンドンの白いミューズハウスです。
外壁にはアイボリーのブリックを貼り、上げ下げ窓が特徴です。
高さ制限による、控えめな高さも、幸いこのミューズハウスには、
愛らしさを増す要素の一つです。
そして正面1階部分にある馬小屋・・・・・ではありません!
そうです、ビルトインガレージ・・・・・・でもありません(笑)。
実はお部屋です!
これまたこのお家の必須デザインでありながら、
実は諸条件を満たすためのアイデアプランなのです。
さらには、ストリートサインも・・・・後日お楽しみに♪

M様のコメント
「設計図面を見て」

私達は失礼ながら、以前出して頂いた設計事務所の図面を参考までにお見せしつつ、長年集めていた幾つかのイメージ写真を手に、要望をお伝えしました。
「何でも可能です!」
ニコリと微笑むコッツさんの頼もしい一言に、ついつい安心してしまい、結局あれもこれもと取り留め無くお伝えした様に思います。

基本的要望として:
・近くにいる母親が訪れた時に車が駐車出来るよう、駐車スペースは二台分にし、一台分はビルトインガレージ内にする事。
・生活の中心であるリビング、ダイニングを通ってから寝室に行く様な導線の間取りにする事。
・採光をふんだんに取り、どこの部屋からも外の光と緑が感じられる事。
・今のマンションが外装・壁・床まで白く、大変気に入っている為、白い家で。
しかし冷たい白では無く、温かいぬくもりを感じる白である事。
・イメージはヨーロッパの都市に建つ白い家。
様式にはとらわれないが、トラディショナル過ぎず、モダン過ぎ無い事。

極め付けな要望として:
・子供と一緒に星を眺められる様な屋上が出来たらなぁ・・・!という事。

2〜3週間後に図面が出来たとの知らせを頂き、ドキドキワクワクしながら事務所に伺いました。
お会いした際、コッツさんから開口一番、
「正直言いまして、規制が多く、かなり難しいお土地でしたが、頑張りました!」
とニコリと言われ、一瞬不安がよぎりましたが、
目の前に差し出された外観図を見て、その不安は一瞬にして吹き飛びました。
「そうそう!私達の求めていたのは正にこんなお家!!」
頭の中で漠然としていた物が、鮮明なイメージとして図面化されていたので、本当に驚いたのです。

平面図には、無理と思っていた要望も全て盛り込んであった上に、
玄関を大胆に南側に広々と配したり、ダイニングをタイル貼りにしてコンサバトリー風にしたり、階段を上がり、広がるリビングの中心に暖炉をフォーカルポイントとして配したり、家をより魅力的に見せる「見せ場」を数々盛り込んでいて、図面を見た瞬間、頭の中に心地よい空間が広がる感じがし、感激しました。

コッツさんは、「ロンドンのMEWSハウスをイメージしました。」とニッコリ。
イギリス現地のMEWSハウスの写真数枚と説明を頂きました。
MEWSハウスとは元来、馬小屋付きの住宅の事で、ロンドンでもよく見受けられます。
現在では改装され、アーティストやメディア関係の人達が好んで住む「COOL」な住まいとなっているとの事で、これまた更に付加価値が付いたようで、嬉しく、正に運命的な出会いの様に、「これしか無い!」と稲妻が走った瞬間でした。
本物のロンドンの写真を見ると、ブリックも冷た過ぎず温かくかわいらしいイメージで、冷た過ぎない白を求めていた私達にはぴったりでした。

悩みに悩んだ挙句、ビルトインガレージを止めたり、細部の変更はあったものの、最初の図面から大幅な変更は無く、最終決定となりました。

それにしても、あのような漠然とした要望を的確に解釈し、具体的に表現してくれた、コッツさんは本当にスゴイ!!!



改めて、当時のお打合せを想い出しながら、楽しく読ませて戴きました♪
図面をお見せして、ご説明を始めると、M様は目を見開き、興味津々の表情で、
うんうんとうなずきながら、そして時に「えっ!?ホントですか!」と驚かれながら、
嬉しそうに聞き入って下さったのを想い出します。
まさに、お互いの気持ちが一つになった瞬間で、M様のお家づくりのパートナーになれたことを嬉しく実感させて戴きました。どうも有難うございます!

早くもこのお洒落なミューズハウスに暮らすM様を想像してしまう私達です(笑)。
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