英国住宅が出来るまで 〜新築リポートPart19〜 |
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第3回「仕様」 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
さて、K様邸の主な内外装仕様材をご紹介致します。 ジョージアンスタイルの中でも、特に、イギリスの建築家ロバート・アダムの好んだ、 優美で繊細な石膏装飾を基調としました。 外壁には、クリーム色のイングリッシュブリックと、英国産ライムストーンを使用します。 軒下にはアダムスタイルらしい装飾モールディングを取り付けます。 玄関ポーチはコラム(柱)で支えられたPortico(ポーティコ)スタイルです。 玄関ドアには、イギリスへ特注したアダムスタイルのイングリッシュオークのドアを使用します。 イギリスのドア職人とイギリスの彫刻職人のコラボレーションによるものです。 そして内部のご紹介です。 玄関ホールは吹き抜けになっており、ジョージアンスタイルの階段、 装飾材を多用します。 床はジョージアンスタイルの定番、黒のポイントを入れるライムストーン貼りです。 玄関ホールの続きに設けた第二のホールには、イギリスへ特注した石膏のアーチ・アンド・ピラスターが左右に配置され、それぞれリビングルームとダイニングルームへ誘います。 リビングルームは約4mの吹き抜けの大空間になっており、ここでも、アダムスタイルの装飾モールディングが多用されます。 さらに、アダムスタイルのマントルピースと鏡も設置し、マナーハウスの優雅さを演出します。 リビングとダイニングをユニークに繋ぎ、かつ多目的にご利用戴ける空間として、 回廊を設けました。 ここにはパティオドアを3つ付け、南側の広いお庭テラスへ出れると共に、開放感と明るさを確保し、半戸外感を演出するため、壁はブリック貼り、床はブラウンとライトベージュの大理石のデザイン貼りに致します。 ダイニングルームには4連のスライディング・パティオドアを付け、回廊同様に外のテラスへ出れるように。 キッチンは、シンプルなデザインの白いキャビネットをメインに、クラシックモダンのイメージでまとめます。 パウダールームには18世紀に流行したシノワズリの壁紙を使用します。 2階には書斎、寝室、ゲストルーム、洗面脱衣室、バスルーム、ゲスト用バスルームがあります。プライベートリビングとしてもご利用される書斎は、オークパネリング貼りの、温もりと落ち着きあるインテリアに致します。 |
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