英国住宅が出来るまで
〜新築リポートPart20〜 |
第1回「出会い」 |
出会い
S様に初めてお会いしたのは2007年6月。
コッツワールドのショールームにお越し下さいました。
お土地をご購入予定で、他の設計事務所さんやハウスメーカーさんを、
たくさんご覧になられていらっしゃる最中でした。
そんな中、運命的な出会いが・・・
S様のコメント
「出会い」
その頃、実に幾つもの物件を見ていた。
建て売り、デザイナーズ、土地。
新築もあれば中古もあった。
あまり見すぎたのか、建て売りはどれも同じような間取りに見えてきて、
そのうちに現物を見なくても建物の想像がつくようになってきた。
購入しても良いかなと思う土地の概略を持ってメーカー系の設計事務所に行くと、これまた建て売りと同じような図面が出て来た。
・・・つまらない。
家を建てようというのに少しもわくわくしない。
一生のうちでそう何度もない事なのにこれでいいのだろうか。
そもそも私が住みたい家というのはどんなものだったか。
遅ればせながらそこで改めて考えてみた。
家にある家具は、趣味で少しずつ買い集めた英国アンティークで、
年代も統一してある。
服も好みは英国のもの。
車もだ。
やはり持っている家具に合うような家がいい。
100年も前からそこにあったようになじんだ雰囲気なら尚更いい。
そのためには「英国風」ではなく「英国そのもの」の家でなくてはだめだ。
と、そんな、それまで意識してなかったものが夢として形作られた頃、
コッツワールドのホームページを見つけた。
ほう、イギリスの資材を使うのか。
事務所の場所がなじみのアンティークショップの隣だということにも、
なにか縁のようなものを感じた。
早速、資料を送ってもらうよう連絡をした。
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本当にまさしくご縁ですね!
アンティーク好きのS様らしい出会いですが、きっと出会える運命だったのだと感じています。
そして、この後まもなく、初対面を迎えます・・・
S様のコメント
「初対面」
初めて事務所に行ったのは初夏だった。
暑くもなく寒くもなく、これから楽しいことが始まるよ、と季節が教えてくれているようだった。
その頃には土地も大体購入を決めていて、そこにどの程度の床面積がとれるものか、今まで見てきた建て売りとは違うものは出来そうか、不安混じりの期待を持ってコッツワールドを訪ねたように思う。
コッツワールドでは、イギリスのコッツウォルズ地方のハニーストーンの町並みに感動してイギリス建築に特化した事務所を開いたことや、今までに日本で建てた家の写真などを見せて頂いた。
「あのぉ・・・。」おずおずと切り出したように思う。
「イギリスはイギリスでも、当方が希望するのは実はスコットランドの家でして。」
「スコットランド、ですか。」
先方の戸惑いを感じつつも後を続ける。
「壁の石は赤みがかったサンドストーン、窓の周りは白い石で囲んで、飾りの付いた三角屋根があって・・・こんな感じです。」
と持ってきた資料写真を見てもらった。
コッツさんは興味深そうに、丁寧に写真を見ていく。
「スコットランドの家は建てたことはあるのですか?」
「いや、ないですねぇ。」
資料写真を見て行くうちにコッツさんが未知のものに挑むような高揚が見えたように思った。
「・・・建ててみたくないですか?」ちょっと挑戦的に聞こえたかもしれない。
「建ててみたいですね。」
そしてそのあとコッツさんが言った言葉はその後もずっと心に残ることになる。
「夢、叶いますよ。」
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スコットランドの家が建てたい・・・
予想外のリクエストを戴き、「これは楽しくなりそうだぞ!」と、武者震いした瞬間を、戴いたコメントを読みながら思い出しました。
聞けば、かなりの英国好き、そして何より、筋金入りのスコットランド通のS様。
そんなS様を唸らせる家を、必ず生やします!
上の写真がS様がご購入されたお土地です。
6区画に分かれた分譲地の一番角のお土地で、道路沿いの間口も広く、
道路からの視線も集まりそうです。
更に燃えてきました!!
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