英国住宅が出来るまで
〜新築リポート
Part20
第15回「玄関・ホール」

本日はSが現場へいらっしゃいました。
完成間近で全てが具体的にご覧戴けるので、現場でも盛り上がります!


玄関ドアの横には、ポストを設置しました。
モチーフには、もちろんスコットランドの国花であるアザミをお選びになりました!
黒いボディーに、紫色の花と緑、金色の文字が映え、英国を感じさせる格調高い
ポストになりましたね。


玄関です。
ライムストーンに合せたクリームベージュ色のキャノピーもお洒落です♪
ぶら下げたランタン照明も、家の雰囲気に良く調和して味わい深さを増しています。


玄関ドアは、分厚いイングリッシュオークを用い、さらに凝った格子組みのオリジナルデザインで、圧倒的な重厚感を感じさせます。
濃すぎないミディアムブラウンの塗装が、デザインや木目の美しさを一層引き立てています。


ドアファニチャーは黒いアイアン製をお選びになられました。
イングリッシュオークのドアの深みある木目、素材感を引き立てるとともに、
鉛の格子やランタン照明のデザインにもピッタリです。


玄関ポーチのヴィクトリアンフロアタイルです。
弊社ではすでにお馴染みのアイテムですが、色味や柄により、印象が色々と変わるのが楽しい魅力です。
S邸では、モスグリーン、バフ、渋い赤色の組み合わせで、落ち着いた雰囲気に仕上がりました。


玄関ホールです。
ベースは玄関ポーチと同じですが、中央に大きな絵柄をつくったことで、
先ほどの落ち着いた雰囲気とはまた一転し、ヴィクトリアンスタイルらしい、
華やかで立派な印象になっています。
ダークグリーンの英国製壁紙や、オークのパネリングやモールディングとも相まって、より楽しく素敵な玄関になりました。
大好きなアンティーク家具も活きますね!


実は、家具だけではなく、建材もアンティークを多々使用しました。
玄関ホールに面したお部屋のドアは、
S自らご調達された、アンティークのステンドグラスドアです。
各お部屋から漏れる光がステンドグラス越しに美しく届きます。
そして、階段の柱・手摺りにもご注目下さい!
こちらも
Sご調達のアンティーク品で、設計当初より、使用をリクエスト戴いていたものです。
味わいはもちろん、なかなかこのようなデザインは現代ではお目にかかれません。
これら全てのこだわりのアイテム達が、玄関ホールを個性溢れる魅力でいっぱいに満たしています。


まだまだ終わりません。天井もご覧下さい!
大きな石膏製のシーリングメダリオンを中央に配置し、アンティークの照明器具を
下げました。
小さな、でもとても雰囲気のあるアンティーク品で、ゆるりと優しい灯りがメダリオンの装飾を浮き立たせ、うっとりするような空気感を演出しています。
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